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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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気候変動対策に中国の資金力を期待(フィジー)

米国のトランプ大統領がパリ協定は「ごまかし」だとして米国の不参加を表明したことに対して、世界の気候変動対策推進に経済大国の資金力を期待しているバイニマラマ大統領は、中国の太平洋地域での役割が大きくなるとみている。フィジーは中国が推進する5月のシルクロード経済圏構想(一帯一路)会議に太平洋島嶼国から唯一招かれた国であり、出席したバイニマラマ大統領は習近平主席および李克強首相と個別に会談している。この7月スヴァで開催された太平洋気候変動共同行動Climate Action Pacific Partnership)で、島嶼国の指導者たちは口をそろえて環境の持続性および排出ガス削減を強く訴えた。11月にドイツで開催される国連地球温暖化対策会議(COP23)ではフィジーが議長を務めるが、バイニマラマ首相は会議を成功させるためには経済大国の協力が不可欠だと積極的な外交活動をおこなっている。