太平洋の気象観測機関の最近の気象予報によると8月から10月にかけ強力なエルニーニョ現象が太平洋で発生する可能性が高いと予測している。エルニーニョは暖かくなった海洋で旱魃をもたらすとされる。8月からのエルニーニョは70%の確率で発生するとみられるが、2015/2016年に発生したエルニーニョはPNGその他広範囲の地域で旱魃をもたらした。現在、乾燥気候が続くナウル、キリバスの一部、ニューカレドニアなどではこれからの3ヵ月間に例年または例年以下の雨量が予想されている。マーシャル諸島では長期の降雨予想は出ていないが、北部の8環礁で旱魃事態対策が継続している。(RNZI/ May 3, 17)
太平洋地域
【経済・社会動向】
年後半にエルニーニョ現象発生か(太平洋地域)
2017.05.17