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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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中国にカボチャ輸出開始(トンガ)

昨年12月、中国に輸出された最初のカボチャがトンガの検疫官、輸出業者などの関係者が立ち合い北京で通関を終えた。壊滅状態であったカボチャの生産再生には、豪州とニュージーランドが資金を出し、トンガ側と共同でPacific Horticultural and Agricultural Market Access(PHAMA) Programを推進してきた。トンガは2003年に22,500トンを輸出したが、最近の輸出額は日本市場での苛烈な競争に勝てず、年間2,000トンにも満たない状態である。2003年にカボチャ生産業者は800人であったが、2012年に50人、2016年には30人と激減した。中国へのカボチャの輸出については、中国が2015年に厳しい輸入防疫基準を課した食品安全法(Food Safety Law 2015)をクリアする必要があったが、PHAMAのおかげで輸出を再開できるようになった。18ヵ月間にわたるトンガ政府と中国政府との話し合いで輸出再開にこぎつけたが、議定書の締結と他輸出国と比べ不利となっている13%の輸入税の削減交渉が今後の課題となっている。(Matangi Tonga/ Feb.22, 17)