矢崎EDSサモアが2017年末を持って閉鎖するのに伴い、750人の従業員を対象に「転職支援計画」(Transitional Support Packages)を実施する。各従業員には本社社長から感謝状が贈られ、閉鎖するまで退職しないよう要請されるという。会社側は従業員に個別に面談し、サモアの伝統的染物、縫製、オーガニック農業、野菜の菜園などの技術習得・訓練を企業内で実施するコースを設けるほか、豪州太平洋技術大学(Australian Pacific Technical College)、サモア国立大学(National University of Samoa)、南太平洋大学(USP)の短期コースで学ぶことができるようにも取り計らう。ただ農業に興味を持つ人はなく、最も関心が持たれているのは「縫製」で、矢崎EDSは縫製の技術習得を支援するため、サモア製造業者・輸出業者協会(Samoa Manufacturers & Exporters Association)に協力を要請している。(Talamua/ Oct. 27, 16)