国連の報告によれば、太平洋が麻薬取引の場に利用され、国際的な犯罪組織の活動拠点になっているという。アジアからのメタフェタミンと前駆化学品および米国からのコカインが太平洋諸島で闇に取引され、豪州やニュージーランド、その他の国に持ち込まれている。不法ドラッグが島嶼国に持ち込まれている証拠もある。島嶼国は取り締まりの規制も能力もない。また、太平洋での不法木材伐採と不法漁業が地域島嶼国の持続的生活を脅かしている。漁船員を確保するため、または伐採作業現場の労働力を得るため時には人身売買が行われている。太平洋は、その地勢的環境から不法パスポートや旅行証明書などを使って、難民や人身売買された人が豪州、ニュージーランド、米国に連れ去られる格好の地域でもある。(Fiji Times/ Sept. 23, 16)