アピアで開催された第2回太平洋農業ビジネスフォーラムでトゥイラエパ首相が、人々が廉価な輸入食品を買い求めれば求める程太平洋諸国の食品安全性が蝕まれていくと警告し、輸入食品の量的拡大で島嶼国の人々が果物や野菜を食べなくなり、ビタミンとミネラルの摂取量が大幅に不足して島嶼国の人々の健康が損なわれていると述べた。会議では、太平洋島嶼国の栄養摂取率が一番低いとするWHOレポートを取り上げ、経済成長と栄養および食品安全性の向上の両面から地元市場を進展させることに重点を置き討議された。太平洋島嶼国は、パラオの人口の80%が「成人肥満」で1位であるように、上位10位のうち8位までを島嶼国が占めている。PNGから参加したHelen Palikは「食品教育」が他地域と比べ大きく遅れていると述べている。(RNZI/ August 31, 16)
サモア
【経済・社会動向】
安っぽい輸入食品が食品安全性を損なう(サモア)
2016.09.13