太平洋島嶼国は年末までに、提議されている豪州およびニュージーランドとの地域貿易協定を署名する方向で検討している。この太平洋経済緊密化協定プラス(PACER-Plus)は, 地域16ヵ国の雇用促進、民間部門成長促進、生活水準向上、経済成長促進を目指した地域貿易経済協定である。議論は2009年から始まり、先週法的文書の合意が成立した。ニュージーランドのTodd McClay貿易相は, PACER-Plusの実施が島嶼国の生活水準向上に貢献するものだと述べている。一方、この協定の一部決定の留保等に対する要請は受け入れられず、8月はじめPNGは討議からの撤退を表明、フィジーは協定案に対する留保を明らかにしている。(RNZI/ August 28, 16)
太平洋地域
【経済・社会動向】
年末までに地域自由貿易協定の署名へ(太平洋地域)
2016.09.13