MENU閉じる

PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

Home > 太平洋諸島ニュース > 地元住民の店が外国人店舗増加で駆逐される脅威(サモア)

地元住民の店が外国人店舗増加で駆逐される脅威(サモア)

​田舎の集落で小さな店を持っているNu’uausala Sionaiaさんが、町で店舗を経営していたアジア系の人が田舎に進出して店を構えるようになり、我々は追い払われ道端で自分の収穫物でも売らざるを得なくなると嘆いている。アジア系店小売り店舗は、当初、人口の多い街中のみでの経営が許可されたはずが、いまでは村落でも彼らの店が増え始めているという。この問題を取り上げると、トゥイラエパ首相は人種差別だと一蹴するが、中国人の店が進出してくると、地元民の店が立ち向かうことができなくなり閉店している。このような現象が続けば、地元住民の現金収入がなくなり生活できなくなり、多くの貧困層が生まれることになる。外国人店舗は雇用を促進するというが、彼らは自国人を連れてきて働かせる。そういう労働者は夜のうちに侵入してくる。政府は開発と競争のために外国投資を奨励するが、サモア人には競争する資金はない。Nu’uausalaさんは、市内で物売りをする子供たちが多いことを指摘、貧困は足元に忍び寄っているとして、多くの人がアジア人の増加を懸念していると述べている。(Samoa Observer/ July 14, 16)