トンガの首都ヌクアロファで開催された「太平洋生活習慣病サミット」(Pacific NCD’s summit)において、太平洋島嶼国の生活習慣病の経済に与える影響に焦点をあてた報告書が発表された。報告書は、何ら予防策をとらないと生活習慣病死亡による11島嶼国の経済的損失は2040年までにGDPの約14%に達すると予測している。また、慢性疾患病が与える経済的損失は約40%増加するとしている。このように、太平洋島嶼国の生活習慣病による経済的損失は世界標準からみても、はるかに大きな経済負担を強いられることになる。予防対策の一つとして、たばこ製品と糖分の多い甘味飲料への課税強化が挙げられている。(RNZI/ June 20, 16)
太平洋地域
【経済・社会動向】
世銀が生活習慣病の費用を発表(太平洋地域)
2016.07.04