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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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太平洋のクジラ保護運動への動き(太平洋地域)

4月14日サモアで、太平洋地域環境計画(PREP)が2年間主宰する「Protect Pacific Whales-Ocean Voyagers」運動が始まった。運動は、「20世紀中に商業捕鯨で200万頭以上のクジラの大半が南半球で捕獲されてきており、近年頭数が増加傾向にあるものの漁業による巻き添え、公害、汚染、深海探鉱、気候変動などによる被害に直面している。クジラの生存の未来は我々の手にかかっており、我々子供たちの未来にとっても重要である。クジラは大洋の健全性を表す示標であり、島嶼国の国民も健全な大洋に依存しているため、全島嶼民の理解と協力を求めたい」としている。今後の活動としては、トンガやヌメアでの国際会議、その他の運動を通して太平洋の鯨類保護の重要性を訴えていく。独立国となったニウエは9月の第27回SPREP会議を主催してクジラとイルカの積極的保護に協力する姿勢を示している。(Talamua/ April 15, 16)