4月3日以来降り続く大雨で住民の避難が始まっている。ビチレブ島の約200人の住民がTavuaの小学校に避難した。Rakirakiの町は水没、Nadiはすべての交通が遮断されている。 避難した学校でも先のサイクロン・ウィンストンのため屋根の穴が空いたままのところもある。長雨で僻地ではトイレの使用ができなくなり、野外での排泄が下流の水流を汚染して疫病の発生が懸念され、赤十字社は衛生用具、飲料水などの配給準備に入っている。国連人道問題調整事務所(The United Nations Office for the Coordination of Humanitarian Affairs)はサイクロン・ウィンストンの被害で25万人に支援が必要だとしている。BaからRakirakiにかけてのサトウキビ農家も先のサイクロンで壊滅的な被害を受けており、最近の気候変動が同じように続けばサトウキビ農家の復活に少なくとも10年はかかるとみられる。(RNZI/ April 5, 16)
フィジー
【経済・社会動向】
大雨で住民避難(フィジー)
2016.04.18