バイニマラマ首相は、サイクロン・ウインストンの被害からの復旧で、強靭な構造の建物や電線の地下配線など、より耐久力のあるインフラ整備が必要だとし、富裕国に援助を呼びかける意向である。同首相は4月ニューヨークで予定されている気候変動に関するパリ協定の公式批准式に出席し、気候変動に関するこれまでの世界の合意だけでは不十分だとする強力なメッセージを発出する意向である。44人を死亡させ、3万家族の住居を奪ったサイクロン・ウインストンはフィジーの歴史上最大の試練を与えたが、これは先進工業国の産業活動の結果、フィジーに過剰な被害をもたらしたものであるとしている。(RNZI/ March 21, 16)
フィジー
【経済・社会動向】
富裕国に災害援助を要請(フィジー)
2016.04.04