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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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長引く旱魃気候で非常事態宣言を検討(パラオ)

旱魃気候で深刻な水不足に陥っている事態に、アイライ州と国家緊急事態委員会(National Emergency Committee)が大統領に対して非常事態宣言を出すよう勧告した。パラオ公共事業公社(Palau Public Utilities Corporation)は、アイライ州のネリメル・ダム(Ngerimel Dam)が水量不足で閉鎖され、ネリキイル・ダム(Ngerikiil Dam)もアイライ州とコロール州の必要とする380万ガロンの19%しか給水できない状況にあると述べている。国家海洋気圧庁(National Oceanic and Atmospheric Agency)は3月21日パラオの旱魃気候は4段階のレベル3だと発表している。コロール州の過去4ヵ月間の雨量は1951年以来最低であり、保健省は水不足による食料品の腐敗と病気の発生を警戒している。旱魃気候はまだ3~4カ月続くとみられる。(Island Times/ March 22, 16)