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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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沈没船から引き揚げられた宝物騒動(ソロモン諸島)

Ontong Java atollで、第二次大戦中に沈没した日本籍の船から引き揚げられた金塊とみられる宝物がホニアラ港で待ち受けた警察当局に没収され、中央銀行に保管された。2013年に、ソロモン政府はガダルカナル島とマライタ島間の海底から15億米ドル相当の金の延べ棒を回収したという報道もある。(大戦中のソロモン沖海戦では、連合軍が29隻の艦船と615機の軍用機を失い、将兵約7,100人の死者を出した。一方、日本軍は38隻の艦船と683機の軍用機を失い、約31,000人の軍人が死亡している。)その後、鉱業・エネルギー省が没収品を調べたところ金ではなく鉄と鉛だったとして、船舶のバランスをとるために使用さていたものとみられる。引き上げ作業に携わった潜水夫の話では1800年代後半に沈んだ船だという。(Solomon Star/ March 8, 16)