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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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気候変動難民救済を(太平洋地域)

「スイス・ノルウェー・ナンセン構想」(Swiss Norwegian Nansen Initiative)により110ヵ国が承認している「世界的に増加している難民への対策」の一環として、太平洋諸国でもキリバス、ツバルなどの低地居住国民が気候変動により移住を余儀なくされた場合の救済策を早急に検討する必要がある。先週ジュネーヴで合意をみた同構想の「援護議題」は災害、気候変動で移住を余儀なくされた人びとを救済するため共同で対応する決意を示したものである。同構想のWalter Kaelin博士は、「太平洋地域では豪州やニュージーランドだけが取り組む問題ではなく、フィジーやその他の国でも文化的類似性ばかりでなく、人口増加、労働力にも貢献するツバル、キリバスからの住民受け入れについて話し合うことが大事である。PIFはその意味でも重要な役割を果たせる」と述べている。(RNZI/ Oct.19, 15)