4月のCyclone Pamにより甚大な被害を受けて6ヵ月、1990年代後半に発生以来最悪のエル・ニーニョ現象が予測されており、旱魃による深刻な食糧不足が懸念されている。豪州の援助組織であるCARE Australiaによると、南部地方では水不足、海水の浸水、乾燥気候などで家庭栽培している野菜の生育が十分回復していない。政府は各家庭に野菜の種を配布したが野菜はうまく育っていない。一部では食糧不足で子供たちが学校に通えない事態も発生している。10月から始まるとみられるエル・ニーニョ現象で事態は一層悪化すると懸念されている。(RNZI/ Sept.14, 15)
バヌアツ
【経済・社会動向】
エル・ニーニョ現象の影響を懸念(バヌアツ)
2015.09.29