9月8日から10日、ポートモレスビーで開催されたPIF首脳会議が「気候変動行動計画宣言」(Declaration for Climate Action Plan)を承認した。この宣言は、11月30日から12月11日までパリで開催されるCOP21(21st Session of the Conference of the Parties to the United Nations framework Convention on Climate Change)にむけた他の地域、国の宣言と同様に扱われることになる。PIF首脳会議は、「気候変動」は唯一太平洋の人々の生命、安全、幸福を脅かす最大の脅威と位置付けて、COP21で野心的な法的制約をつけた協定が採択されるよう望んでいる。太平洋諸島はすでに0.85度上昇した地球気温で深刻な影響を受けている。将来気温が1.5度上昇すれば脆弱な太平洋小島嶼国は壊滅的な被害を受けるとして、1.5度以内に地球温度を抑えるという2014年のリマCOP20の目標を実行するよう要求することにしている。(Matangi Tonga/ Sept.14, 15)
太平洋地域
【経済・社会動向】
PIF首脳が気候変動行動計画を承認
2015.09.29