MENU閉じる

PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

Home > 太平洋諸島ニュース > 悪天候で食糧危機(ソロモン諸島)

悪天候で食糧危機(ソロモン諸島)

Makira Ulawa州では、4月下旬からgale(疾風)級の強風が吹き荒れて海上がしけ、高潮、速い海流、毎日続く豪雨などの異常気象に襲われている。このため、地元の部族長は食糧枯渇、病気の発生など日常生活が維持できなくなる恐れがあるとして、地方政府や中央政府に災害対策の見直しを求めている。中央政府情報担当者はSanta Anaと Santa Catalinaを含むこの地方の食糧不足は8月中旬から起こりうると予測していた。住民の日常主食であるパンの実が甚大な被害を受け、供給不足状態にある。うち続く雨で、住民は基本食料の甘藷を作付できず9月まで食料危機は続くとみている。近年、人口の増加に加えマキラ島に移住したがらない若者が増えており、事態が改善される見込みはない。現地では少なくとも地方政府の現状視察団派遣と早急な食糧支援体制を望んでいる。((Solomon Star/ Aug 6, 15)