米国政府は、中南部太平洋に設定している国立太平洋僻地島嶼海洋遺跡(Pacific Remote Islands Marine National Monument)を6倍に拡張して、37万平方マイルとした。この決定にはグアムやハワイなど米国領土の島嶼地域のほか、多くの太平洋島嶼国の首脳と環境保護団体も反対している。米国政府は、気候変動と海洋酸性化の影響を受けやすいサンゴ礁、海山、海洋生態系などを保護するのが目的であり、保護地域の約60%を占める海洋での商業漁業を禁止している。一方、島嶼国首脳たちは、商業漁業は、自分たちの文化、伝統遺産、生活などに必要不可欠だとして反対している。(Mariana Variety/ Oct.16, 14)
太平洋地域
【経済・社会動向】
海洋遺跡面積を拡張(太平洋地域)
2014.10.28