世界保健機構(WHO)の生活習慣病(NCDs-Non Communicable Diseases)に関する報告書によると、太平洋島嶼国の肥満と糖尿病患者数が世界トップ10になっている。生活習慣病は長期間にゆっくりと進み、時には脳出血などの突然の死亡につながる。生活習慣病に含まれる症状は、自己免疫疾患、心臓麻痺、脳出血、癌、喘息、糖尿病、慢性腎臓疾患、骨ソショウ症、アルツハイマー病、白内障など幅広い。太平洋島嶼国では、これらが全死亡要因の70~75%を占める。糖尿病症例の一番多いのが太平洋島嶼国であり、トンガでは成人男性の52.45%が肥満である。キリバス、ミクロネシア、トンガ、サモアの成人女性の肥満率は50%以上とみられる。これらの生活習慣病対策費が政府財政を圧迫している。(Post Courier/ July 16, 14)
太平洋地域
【経済・社会動向】
世界一多い太平洋島嶼国の肥満と糖尿病(太平洋地域)
2014.07.29