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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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豪州がパトロール・ボートを供与(太平洋地域)

 豪州政府は、PIF加盟12ヵ国と東チモールに巡視船(パトロール・ボート)を供与することにした。これは、1987年から1997年にかけ12ヵ国に供与した162トンのボート22隻が老朽化しているため、18億8,000万豪ドル(建造費5億5,900万豪ドル、30年間の維持管理費と人件費13億豪ドル)を投資して新型船に交代させるものである。1982年、国連海洋法協約で、200海里のEEZが決定した。これにより、インド大陸よりも広い海洋面積をもつキリバス等、太平洋島嶼国にとって広大な海洋の自己管理は不可能であるため、当時、豪州は少しでも支援したいと、パトロール・ボートを供与した。ボートは軽機関銃を装備する小型船だが、不法漁業、越境犯罪、不法移民などの取り締まりに重要な役割を果たしている。(The Diplomat/ July 1, 14)