先のホニアラを中心とした洪水で21人が死亡、数千人が家を失い、多くの市民が避難生活をつづけている。彼らの小さな菜園や畑が洪水に洗われ、流出土砂で埋まった状態である。援助活動をしている国際支援団体の話では、市場に商品が売られていても数は少なく、生鮮食料品の価格は400%も値上がりしているという。ホニアラの学校は18日に再開したが、貧困層や子供たちが栄養不足に陥る心配が広がっている。このような理由から、避難センターでは食べ物、水、生活用品が無償で支給されているため、多くの避難民は自分の家に帰ろうとしない。首都ホニアラへの生鮮食料品の供給産地であるガダルカナル州の被害も大きく、ホニアラだけでなくガダルカナルの村落の支援も必要である。5万人と言われる被害者のうち、4万人がこれら村落の住民であるという。
(Radio Australia/ April 21,14)
ソロモン諸島
【経済・社会動向】
洪水後の食糧確保が問題(ソロモン諸島)
2014.04.30