MENU閉じる

PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

Home > 太平洋諸島ニュース > 国連が気候変動リスクを警告(太平洋地域)

国連が気候変動リスクを警告(太平洋地域)

国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC-Intergovernmental Panel on Climate Change)は、気候変動はすでに実感されており,大気温が異常に上昇しているとして、炭酸ガス排出による紛争、飢餓、洪水、人の移動などが急増すると予測している。アジア地域では何の対策もとられなければ、洪水、異常高温、旱魃による栄養偏重等が発生する。そのためには、保健制度、都市計画、食糧供給などを見直し、災害対策を強化する必要がある。また、エコシステムを保護するため、公害、観光、移入品種などからの汚染を抑える努力が求められる。最近高潮で大きな被害を受けたマーシャル諸島の代表は、今世紀末にはマーシャル諸島が世界地図から消えているのではないかと懸念を表明した。豪州キャンベラ大学の教授は気候変動の論争は環境と経済への影響ばかりであり、「人間の健康」への関心が薄く、健康への影響を真剣に議論しないと世界の人口が相当減少するだろうと述べている。
(Radio Australia/ March 31, 14)