レメンゲサウ大統領は、台風Haiyanの被害から徐々に復興作業が続けているが、長期的にみて国際援助が必要だと述べた。最大の被害を受けたカヤンゲル州も復旧が進んでおらず、停電、水道水汚染、通信制約が続き、国際援助があったのは日本と台湾のみである。コロールの家屋には家を失ったカヤンゲルの家族も同居している。台湾は軍用船でプレハブ住宅を供給、カヤンゲルに運ばれる。大統領は国際的なメディアの報道もなく、小国の悲哀を感じるが、フィリピンの被害の大きさをみれば、パラオは人命の被害がなかったことに感謝しなければならないと述べた。また、1,000万米ドルとみられる復旧費に対しては、自己資金は150万米ドルしかなく、国際支援のより一層の必要性を訴えた。
(Radio Australia/ Dec.19, 13)
パラオ
【経済・社会動向】
大統領が台風の被害回復に外国援助が必要と述べる(パラオ)
2013.12.27