ポートビラのシンクタンクであるPacific Institute of Public Policyの研究員は、バヌアツ原住民の人口を凌駕するくらいの移民中国人との間に軋轢が高まっており、人種差別行為や、暴動がいつ発生してもおかしくない状況にあると述べた。研究員の話によると、中国人はビジネス志向型で、現地の文化になじまず、時間を惜しんで事業と金儲けに明け暮れている。中国人は次から次へと新しい店を出し、数も圧倒的に多い。店の扱い品目も多く、バヌアツ人は対抗できない。中国人はバヌアツの全てを奪い取るとバヌアツ人が恐れている。この先10年間で開発は進んでも、人種差別、差別待遇、暴動などが多発する危険性が高い。原住民の62%から70%は、中国人がここでビジネスを行うことに反対している。
(RNZI/ Sept.30, 13)