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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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蚊取り線香が太平洋島嶼国の主要火災原因(フィジー)

元フィジー消防庁長官がラジオ・オーストラリアの番組で、太平洋島嶼国で事故による一番の死亡原因は火災で、蚊取り線香の不始末が一番多いと述べた。その他の原因としては、料理による火災、灯油(ケロシン、ハリケーン)ランプ不始末、フィジーでは特にヒンズー教祭壇の不始末が多い。市民の多くは、蚊取線香を使うとき燃えかすの受け皿を使わず、コンクリートや硬い床に直接おいて使用しているのが問題だとみられる。少数の人が住む小さな島国での火災は島全体に大きな衝撃を与える。最近のツバルでの寄宿制学校の火災で、多くの女学生がカギのかかった寄宿舎から逃げられず犠牲になったが、このことは国中に大きな衝撃をもたらした。都市部の居住家屋は夜間の強盗被害や家屋侵入が多く、これを避けるため厳重に鍵がかけられているのが普通である。

(Radio Australia/ July 4, 13)