ウェリントンで開催された「太平洋議会・政府代表フォーラム」で、出席者たちは、世銀専門家とニュージーランドのBill English財務相による、地域の貿易を自由化し、規制を緩和すべきだとする主張を、受け入れないとする立場を表明した。フォーラムには、18ヵ国から参加した約60人の政府代表、議会野党代表、NGO代表などの大半が、自己努力で持続的経済成長を発展させ、厳しい世界経済環境を均衡のとれた健全な統治で乗り切っていくことで合意確認した。地域の経済力を活性化させていくには、環境をビジネス志向に転換させ、グロバリゼーションに乗り遅れないような「持続的政府」が求められるとする、世銀や先進国民間代表の意見に、代表者たちは世界市場の不安定性と、文化・伝統・天然資源の維持と乱開発に重大な関心を示し、明確な態度を示さなかった。
(Pacific Scoop/ April 22, 13)
太平洋地域
【経済・社会動向】
太平洋諸島首脳が貿易自由化を拒否(太平洋地域)
2013.05.07