アウェサ土木建設相は、2007年から2011年の間に国が管理する信託勘定から90億キナ(42億米ドル)が無くなっていることを明らかにした。同相はまた、これは全国で早急に求められているインフラ整備に必要な資金であり、早急に調査し、資金を回収したいと述べた。現在のところ、資金使途の記録がない。民間業者が工事契約を落札したとき、二重契約でドナーから契約金を受け取りながら、仲介人を使い政府からも契約金を受けとるなど、一部で悪行が明らかになっている。同相は、政府も官僚も権力を乱用して汚職に走らないよう、緊張感を持った厳正な業務遂行を求めていくと述べている。
(The National/ April 12, 13)
パプアニューギニア
【経済・社会動向】
信託勘定から42億米ドル消失(パプアニューギニア)
2013.04.30