ロンドンの少数民族権利グループと、フィジー市民組織フォーラムが発表したレポートの執筆者であるヴィジェィ・ナイドゥ教授は、今の民族の平等を謳う憲法や法律は国の変革に不十分だと述べている。警察、軍、公共機関等ではフィジー先住民で占められ、国軍では99%が先住フィジー人である。公共機関でも先住フィジー人が多数を占め、上層部では90%以上にもなる。しかし、教育分野では差別化が解消されつつあり、政治姿勢にもよるが改革には10年、20年という期間を要するとみている。教授はフィジーのために、多様化への機会と挑戦を推進するよう政府に求めていきたいと述べている。
(Radio Australia/ April 10, 13)
フィジー
【経済・社会動向】
民族間のバランスが必要との報告(フィジー)
2013.04.23