オニール首相は、ポートモレスビーを訪問したソロモン諸島のリロ首相と会談し、ソロモン諸島から800人の留学生を受け入れ、来年度予算に2,000万キナ(960万米ドル)を援助することを約束した。留学生はPNGの大学、高校以上の高等教育機関が受け入れる。これで、ソロモン諸島はフィジーにある南太平洋大学(USP)への留学生を減らすことができ、財政的にも負担減となる。両者はまた、双方の労働者が労働許可証を取得しなくても、相手国で労働できるビザなし労働スキームをつくることで合意した。その他、PNGで働いているソロモン出身医師の帰国を容易にする対策、二重課税協定、国境管理問題等も話合われ、オニール首相はリロ首相の公式訪問を要請した。両者はPNG大学時代の同窓生である。
(Solomon Star/ Nov.24, 12)
パプアニューギニア
【経済・社会動向】
ソロモン諸島に教育、財政支援(パプアニューギニア)
2012.12.11