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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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マジュロに大量の地下飲料水存在か(マーシャル諸島)

日本国際農業科学研究センター(JIRCAS-Japan International Research Center for Agriculture Sciences)が5年計画で進めている地下資源調査で、マジュロ環礁の地下に大量の飲料水が球体となって存在していることが分かり、詳細な分布図作りが進められている。水の容量は190万立方Mとみられる。これまでの3年間の調査によると、1997‐1998年のエルニーニョ旱魃があったにも係らず、地元の水会社が水をくみ上げ続け、その後6ヵ月間も降雨がなかったため、水甕が細っているという。JIRCASは、水甕の大きさ、海水その他の汚染の存在、マジュロ環礁住民の水使用量等を調査する一方、低価格家庭用脱塩装置の試験使用等を続けながら水甕の利用方法を検討していく。マジュロでは、空港貯水池、Laura 井戸、脱塩装置、家庭貯水タンクに飲料水を依存しているが、日本チームは太陽光で1日50ガロンの飲料水を作る脱塩装置を研究している。地下水球体は今後2年かけて、どのように保存管理し、利用していくか、報告書を作成して国民と政府に提出される予定である。
(Mariana Variety/ Nov.7, 12)