10月28日、ギラード豪州首相が発表した白書では、数年内にアジアが世界最大の財・サービスを生産し、かつ最大の消費者になると予測している。2011年ANZレポートによると、太平洋の対中国輸出のほとんどがPNGとわずかながらソロモン諸島の2ヵ国で占められているが、2010年の太平洋地域の対中国貿易は4億5,700万米ドルの黒字で、周辺アジア諸国市場にも拡大している。白書は、いわゆる「アジアの世紀」が、豪州にとって、貿易、教育、安全保障問題等に緊密な関係を築く大きな可能性を秘めていると述べている。太平洋島嶼国はこの白書の内容を分析、アジア市場との関係強化を模索しているが、豪州のアジア接近に遅れをとらないようにしなければならないという動きがみられる。
(Radio Australia/ Oct.30, 12)
太平洋地域
【経済・社会動向】
豪州、アジアとの関係強化(太平洋地域)
2012.11.14