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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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2012年の成長率は9.9%(パプアニューギニア)

オニール首相は、2012年前期経済財政見通しに言及した国会一般演説で、2011年の成長率が11%、2012年の成長率は9.9%と見込まれると述べた。過去10年の年間平均成長率は8%で中期的にはこの水準を維持するだろうと述べたが、短期的には、5億キナ(2億3,730万米ドル)の財政赤字を年末までに解消することができるかが課題である。鉱物資源分野以外では、2011年が約11%、2012年では約10.4%の成長が見込まれるが、インフレ率は8.8%と予想している。今後の不安材料としては、不透明な世界経済の回復、キナ通貨高、商品価格の下落と歳出増、LNGプロジェクトや鉱業部門の不振、などを揚げている。これらを要因とする歳入不足見込み額が1億8,630万米ドルである反面、歳出と資金貸し出し額が減少していないことが心配である。今後、歳出削減と緊縮財政をいかに実施できるかにかかっている。
(post Courier/ Sept.5, 12)