野党は、オニール政権が計画している23億米ドルの外資借款で、国の総受け入れ外債額は69億9,000万米ドルとGDPの45%にもなり、これでは経済崩壊になりかねず、また、過去10年借款によって国民は何の利益も得ていないと非難している。現在、政府が毎年支払っている外債利子は2億2,040万米ドルにのぼっている。オニール政権は借款にあたり、財務省をだましたとしか言いようがない。ある情報では政府は、労働・運輸省を国営企業に変え、23億米ドルの資金はこの企業が保管、管理するという。巨額の借款の理由、財務省を迂回した理由、成立まもない政権がどうして巨額の資金を得たのか、公表しないのは何故か、など多くの疑問が上がっている。
(The National/ Sept.11, 12)
パプアニューギニア
【経済・社会動向】
23億米ドルの借款計画に疑問(パプアニューギニア)
2012.09.25