5年も続いた民族紛争で内乱状態にあったソロモン諸島の治安回復のため、2003年ソロモン政府の要請で豪州軍を中心に周辺国軍も含めたソロモン諸島地域支援ミッション(RAMSI)が派遣されたが、豪州議会のボブ・カー上院議員が首都ホニアラを訪問した際、RAMSIの撤退が準備されているが、豪州はソロモン諸島を決して見捨てないと述べた。RAMSIは2013年中旬に軍部隊を引き上げるが、警察部隊は引き続き任務を続ける。また、豪州は12の島嶼国に22隻の警備艇を供与しているが、ソロモン諸島は2隻の供与受け、国民の貴重なタンパク源である魚の資源保護のため、違法漁漁船の取り締まりを行っている。豪州政府は古くなった現在の警備艇を2017年から新警備艇に順次とりかえる計画である。
(Radio Australia/ Aug.20, 12)
ソロモン諸島
【経済・社会動向】
豪州はソロモン諸島の再内乱を看過せず(ソロモン諸島)
2012.08.31