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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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中央銀行が海外からの送金激減と発表(トンガ)

トンガ人の海外からの送金が同国における主要外貨収入の一つであるが、中央銀行の発表によると、2012年3月末現在の送金受領額は6,800万米ドルと前年比で1,790万米ドルの減少となった。外貨収入を増やすには、農業、漁業、観光、民間企業投資等の振興策が必須要件である。トンガの財政はインフラ整備に援助国からの無償供与や援助に依存してきたが、これはいつまでも確実な資金源とならない。中央銀行総裁は援助脱却に観光産業振興が有望だと見ており、例えば、昨年のクルーズ船寄港が4隻であったが、今年はトンガタプのほかハアパイ、ヴァヴァウも加え20隻に増加すると見込んでいる。また、中央銀行の役割は年間輸入額の4ヵ月分以上の外貨保有を維持することと、インフレの削減だとしている。この3月の外貨準備高は1億3,300万米ドルで輸入額の8カ月分を保有し、インフレ率は1.8%であった。
(Matangi Tonga/ May 31, 12)