最高裁がソマレ氏の連続議会欠席による首相としての資格を失格とする旨につき、同裁定は違法ではないとする決定を副議長が認め、議長がソマレ氏の議員失格を認めている。一方、ソマレ氏が裁判所に地位保全を求めるなどしたため議会は混乱していたが、最終的には同議会はオニール氏を首相に選出した。ソマレ氏の首相の地位は有効だとする裁判官は前週治安妨害罪で訴訟されている。混乱のなか5月30日臨時議会は改めてオニール氏を首相に選出した。総選挙のため議会は2週間前に解散したが、その後2度も招集されている。他方で、オニール首相の地位は違法であり、総選挙が公布された以上、選挙前の議会招集は無効だとする法律家も依然存在する。国民も議会の混乱にうんざりしている。
(RNZI/May 30/ 12)
パプアニューギニア
【経済・社会動向】
論争のなかオニール氏を首相に選出(パプアニューギニア)
2012.06.11