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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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3州に非常事態宣言(パプアニューギニア)

パプアニューギニア政府は、6月の総選挙対策及びLNG開発プロジェクト推進のため、臨時議会を招集して、ポートモレスビーの首都区、南ハイランドとヘラ州に非常事態宣言を発出した。Radio New Zealandは、「総督がまだ承認していないため、非常事態宣言は公式に発出されていない。オギオ総督は政治混乱に関与せず、総選挙後までいかなる書類にも署名しないことにしている。即ち、選挙前の議会の招集と議会の承認した非常事態宣言は認められないということである」と報道している。マイケル・ソマレ前首相も非常事態宣言は違法だと述べている。裁判所内部でも最高裁のSir Salamo長官が治安妨害罪で訴えられるなど、オニール首相の正当性をめぐって対立が起きている。一方、約40人の警察官が5月25日朝議会前を封鎖、議員の登院を阻止した。警察官はソマレ前首相派支持だと言われているが、彼らは自分たちの判断で行動したと述べている。豪州のギラード首相は総選挙が正当に実施されることを望んでいるとオニール首相に伝えている。
(Radio Australia/ May 26, 12)