昨年の東日本大震災で海中に流されたゴミは500万トンにのぼるとみられ、内約70%が近海に沈み、約170トンが米国海岸に向け漂流中という。豪州の環境専門家シャープ氏が漂流ゴミの環境影響調査のため、漁船で出航した。同氏は追って科学船Sea Dragon号に乗船して、他の海洋プラスティック汚染調査専門家たちと津波後漂流する大小様々なプラスティックゴミの量と汚染状態を測定する。通常でも海洋に投棄されるプラスティックの環境影響が懸念されている。プラスティックに付着した毒物が魚や海産物を経て人間の体内に蓄積される連鎖関係も調査する。
(Radio Australia/ May 15, 12)
太平洋地域
【経済・社会動向】
津波で漂流中のゴミの環境影響調査(太平洋地域)
2012.05.29