フランク・カブイ総督は新年の国民へのメッセージで、最大の課題は土地問題の解決で社会の安定に不可欠であると述べた。部族によって所有されている伝統的な土地所有制度は売買可能とする同意を得た形で登記されること、第2に社会制度が複雑で地主が所有土地からうける利益率が不明であることが問題である。その借地権料と借地料が部族間で公平に分配されていても、そのお金が彼らの生活向上に使われているか、それに、地権者が保守的で時代の進歩に遅れ、部族社会の生活が改善されていないことが多く、伝統的な生活文化と現金経済生活との大きなギャップに悩まされている。土地は商品価値のある有効な投資対象として活用し、国民の生活向上を図らなければならないとして、土地有効利用について総督は憲法素案に盛り込むことを望んでいると述べた。

(Solomon Star/ Jan.4, 11)