在豪州チャールズ・レパニ大使が、豪州のPNGに対する年間4億5,000万豪ドルの援助資金の半分が無駄に失われていると批判した記事がHerald Sun紙で報道されたが、これを受けて、豪州議会野党が豪州の海外援助で組織的な犯罪行為が行われているのではないかとして、当局に早急な調査を要求した。同紙は援助計画に不正行為がはびこり、175件が調査され71件がPNGに関係していると報じている。レパニ大使によると、多額の資金が豪州建設業者やコンサルタントの間で無駄に使われ、内半分がPNGで不正使用されており、そのためPNG国内の開発が遅々として進んでいないと述べている。Herald紙は、このような事態はソロモン諸島でも発生しており、調査中の27件のうち19件がソロモン諸島に関係していると報じている。
(Radio Australia/ Mar.24, 11)
パプアニューギニア
【経済・社会動向】
豪州の対PNG援助資金を不正使用か (パプアニューギニア)
2011.03.24