太平洋島しょ国は、EU の Delegated Regulation 2025/1449 による tuna freezing 基準強化への対応を急いでいる。Suvaではフィジー、キリバス、ソロモン諸島、ツバルの水産当局職員が、FFA(Forum Fisheries Agency)と PIF の水産部会主導で、船上冷凍・温度管理・配管構造など高度な技術要件の研修を受けている。新規則は凍結及び保存の工程を厳格化し、EU 向け輸出継続には詳細な理解と設備改善が不可欠。
新規則は、従来の設備確認中心の審査から一歩進み、冷却性能の実証(validation) を義務化している。背景には、誤った冷凍によるヒスタミン生成 とEU内での品質問題通報増加がある。
太平洋諸国の水産業にとってEU は 150億USD超の最大市場であり、基準不適合は市場喪失につながる。PIF/FFA の水産部会は域内研修を主導し、各国の関連当局が適合確認を担うが、「一隻が失敗すれば国全体が失格」となるため、太平洋諸国にとって制度変更への対応は極めて深刻な課題となっている。
(2026年6月20日 Islands Business/原文はこちら(英語))