8月2日、アバル首相代理に不満をもつ与党議員が野党側と同一行動をとる中、ナマ野党党首がピーター・オニール財務相を首相候補に指名し議会で首相選出選挙を実施した結果、同氏が70対24票で選出された。オニール新首相の父は豪州からきた旧地域管理官、母は南ハイランド出身で、やり手の政治家として知られる。
(Radio Australia/ Aug.3, 11)
8月3日、オニール首相は14名の暫定政府閣僚を発表、5日には全閣僚が決定する。アバル前首相から辞任させられたドン・ポリエ(Don Polye)氏が財務相(兼土地問題担当)、ウィリアム・ドゥマ(William Duma)氏が石油・エネルギー担当相(兼芸術・文化・観光担当)に就任した。その他閣僚は次の通り。 副首相兼森林・気候変動担当相;Belden Namah, 公共事業・スポーツ担当相;Bart Philemon, 農業・通信開発担当相;Sir Puka Temu, 漁業・保健・HIV/AIDS担当相;Sam Basil, 建設・運輸・民間航空担当相;Francis Awesa, 公共企業相;Sir Mekere Morauta, 法務・検事総長、労働、産業担当相;Dr.Allan Marat, 治安・刑務担当相;John Boito, 教育・高等教育・鉱山担当相;Theo Zurecnuoc, ブーゲンヴィル問題・自治・商工業・住宅担当相;Job Pomat, 国家計画・地方開発・防衛担当相;Moses Maladina, 外務・貿易・移民担当相;Ano Pala.
(Post Courier/ Aug.4, 11)