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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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部族戦争産業により女性は人身売買の被害、子どもは銃の扱いを教え込まれる(パプアニューギニア)

パプアニューギニア(以下、「PNG」)の山岳地帯で、元部族軍閥Thomas氏にインタビューしていると、見た目が12歳程の青いシャツを着た少年が隣に座っていた。同氏はその少年を指さして、「彼は私の兵士の一人で戦争に行ったこともある」と語った。PNGの高地地方では、高性能の違法武器が入手可能となり、部族戦争は一層致死的になっている。続けて、同氏は闇市場で数千ドルの価格の軍用級突撃銃(military-grade assault rifles)を見せ、8歳児がこれらの銃の扱いを訓練されていると述べたほか、「この青いシャツの少年も戦士で、発射も装填も再装填もできる」と話した。国連支援の新たな研究によれば、PNGでは最も危険な武器の一部が兵士や警察によって横流しされており、闇市場で販売されている可能性があるという。草案報告書では、政治家や有力エリート層が土地や鉱業利権、議席を守るため遠隔地の部族に違法銃を購入しているとも指摘されている。アムネスティ・インターナショナルの太平洋地域研究員であるSchutze氏は、「衝撃的な人権侵害が起きている」と述べている。PNG全土で、警察は無許可銃器の一斉摘発を準備している。Enga州は銃暴力のホットスポットであり、最近和平合意が成立し、武装解除に同意した。ここでは子どもは7、8歳から戦闘に送られるといい、少年たちは親族の復讐を義務付けられており、母親も息子が復讐に行き、戦場で死ぬ可能性があることを理解しているという。傭兵のLukeは14歳から銃を使い、現在3丁のM16を所有しているという。研究者であるKomainde氏は、「傭兵の使用は新しい現象であり、戦争が儲かる産業になっている」と話す。調査では、女性や少女が報酬として傭兵に引き渡されていることが確認されている。Lukeは「金、食料、そして女性も要求する」と話した。約1,200人を対象とした国連資金の調査では、約10万丁の違法武器が流通していると推計された。48%は国境を越えて密輸、24%はエリート層から、16%は警察・軍・刑務官から流出とされた。PNGのPolewara国防軍司令官は、軍の武器が部族戦士の手に渡ったことを認め、監査を実施中と述べている。Pundari警察相は、全国的な銃器恩赦(gun amnesty、違法に所持している銃を一定期間内に自主的に政府へ引き渡せば、処罰を免除または軽減する制度)を発表した。Thomas氏は、「部族戦争に疲れた。子どもを学校に戻したい」と語った。(Radio New Zealand/MAR02, 2026)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/588375/women-trafficked-kids-taught-to-shoot-in-png-s-tribal-warfare-industry