MENU閉じる

PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

Home > 太平洋諸島ニュース > 米国Trump大統領が太平洋環境機関への拠出停止決定直後に中国が同額を拠出(太平洋諸島)

米国Trump大統領が太平洋環境機関への拠出停止決定直後に中国が同額を拠出(太平洋諸島)

米国が太平洋地域環境計画事務局(Secretariat of Pacific Regional Environment Programme:SPREP)からの脱退を発表してから1週間余りが経過し、中国がその資金不足を補うために介入し始めた。Trump大統領は複数の機関からの脱退を命じており、自身のソーシャルメディア「Truth Social」への投稿では、これらの組織を「米国の利益に反する」と表現している。2023年の20万米ドルから減少したものの、2024年は米国はSPREPに対して2番目に大きな資金提供国となっており、同年は19万米ドル(加盟国からの資金総額の約15%)を負担していた。 中国は加盟国ではないが資金提供国として、2024年に20万ドルを拠出している。さらにSPREPの会計年度報告書によれば、同機関が必要とする場合に備えて、36万2,817ドルが別途確保されている。RNZ Pacificは、SPREPの主要支援国であるニュージーランドとオーストラリア政府に対し、同機関の今後の機能維持について懸念事項を尋ねた。ニュージーランド政府は「懸念はなく、不足分の補填要請も受けていない」と回答した。オーストラリア政府は、「影響を把握するためSPREPと協議中である」と述べた。Trump大統領の拠出停止発表から1週間余りが経ち、サモア政府系新聞は中国からSPREPへ20万米ドルの寄付があったと報じられる他、中国のFei駐サモア大使が、SPREPのPeteru事務総長代理兼法務・統治機関局長に対して、小切手を手渡したと伝えられている。また、Peteru事務総長代理兼法務・統治機関局長の発言として、「2023年12月と2024年9月の中国の拠出金が、組織全体にとって不可欠な支援を提供した」と報じられている。RNZ Pacificに対し、ニュージーランドー中国関係の専門家でWaikato大学副学長を務めるGillespie氏は、「この一連の出来事は、誠に残念なことである」と述べ、続けて「太平洋地域では、ニュージーランドとオーストラリアが当状況への対応を加速できなければ、中国のような国々が介入し、これらの分野で主導権を握ることになるだろう」と言及した。その一方、SPREPはRNZ Pacificへの返答を拒否し続けていて、「米国が正式な脱退通知を出していない」と説明している。(Radio New Zealand/JAN15, 2025)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/584107/china-matches-us-contribution-to-pacific-environmental-body-a-week-after-trump-pulls-out