オークランド市のレン・ブラウン市長がRadio Australiaの番組で、オークランドは太平洋の大都市として今後幾つかの太平洋島嶼国と貿易、文化の関係の強化を図っていく構想を明らかにした。オークランドには現在約23~24万人の島嶼国人が居住しており、うち約半分がサモア系、3万人がトンガとクック諸島から、1万5,000人がニウエから来て居住している。市の企画部門の予測では、30年先には約100万人がメラネシアやミクロネシアを含む島嶼国出身者で占められ、市の総人口も約250万人に膨れ上がる。2011年6月現在、太平洋の人口は1,000万人に達しており、35年以内に2,000万人に増加するとみられている。オークランド市はサモア、トンガ、クック諸島、ニウエと社会・経済関係緊密化を図るため覚書を交わしており、2012年7月これらの国に政治・文化ミッションを派遣する予定である。
(Radio Australia/ Sept.20, 11)
太平洋地域
【経済・社会動向】
オークランド市が太平洋との絆強化(太平洋地域)
2011.09.20