ニュージーランドが約$30Mの支援を一時停止したことで、クック諸島政府の財政に「即時の圧力」が生じ、議会で審議中の補正予算の提出が前倒しとなった。同国政府は$36,252,949の追加を求めており、2025/26年度予算は総額$372,388,917に拡大する。今後2年間で、$20Mの予算支援と公共部門強化のための$10.5Mの停止とされている。PAC(Public Accounts Committee)は、支援停止により同国政府の財政の柔軟性が大幅に失われ、内部収入と準備金への依存が高まると指摘している。ニュージーランドは、クック諸島が中国と2月に締結した協定が、両国の2001年共同宣言に反するとして支援を止めた。クック諸島のMark Brown首相(財務相兼務)は、財政状況は依然として健全としつつも、予算支援の停止が利用可能資金を減らしたことを認めている。PACは支援の再開に向け、ニュージーランドと直接協議を主導する必要があるとした。政府は両国関係強化のために$200,000を割り当て、外交的関与を深める方針である。一方、観光の好調で国内収入は増加しているが、2025/26年度の財政余力はわずか$2Mと極めて限られおり、新規事業には対応できない。今後の財政余力は一時的に増えるものの、その後の縮小が見込まれ、政府は準備金維持と慎重な支出管理が必要となる。Brown首相は、中国との公共部門強化基金の支援停止による影響を含め、重要分野への資金配分を調整し、国民サービスを維持すると述べた。改定後の歳出総額は$372,388,917で、6月に成立した当初予算からは11%増となる。(Radio New Zealand/DEC10, 2025)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/581378/new-zealand-funding-pause-forces-cook-islands-into-early-budget-overhaul
クック諸島
【経済・社会動向】
ニュージーランドの資金停止で早期の予算修正へ(クック諸島)
2025.12.16