フィジー保健省(Fiji Ministry of Health)は、首都スバの主要病院で排水が詰まったことで汚水が流出し、2つの手術室を閉鎖したと認めた。地元紙『Fiji Sun』は「下水が手術室に流入し、患者の命を危険にさらした」と報じ、病院の老朽化問題を指摘している。同省は声明で「下水ではなく、緊急部門の排水詰まりによる汚水の流出」と説明し、すぐにメンテナンスと消毒を実施して、翌日には再開できる見込みであるとした。また、「患者への治療は途切れず続行された」と述べ、問題の原因は施設の老朽化であると認めた。フィジー政府は2025/26年度予算で保健医療部門に6億フィジードル(約4.8億NZドル)を割り当て、老朽インフラの改善に着手している。Lalabalavu保健相は、「病院の状態は最善ではないが、政府は改善に努めている」とし、SNSなどでの誤情報の拡散を戒めた。「ローマは一日にして成らず。医療体制の立て直しを粘り強く進める」と語った。(Radio New Zealand/NOV11, 2025)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/578521/fiji-health-ministry-defends-wastewater-spill-at-main-hospital
フィジー
【経済・社会動向】
保健省、首都病院の汚水流出問題に関して弁明(フィジー)
2025.11.18