太平洋諸島フォーラムのWaqa事務局長は、2030年の持続可能な開発目標（SDGs）を実現するためには「世界的な野心を超え、地域での実行に焦点を当てる必要がある」と訴えた。ソロモン諸島で第9回太平洋持続可能な開発フォーラムが開催され、会議のテーマは「すべての人に持続可能な未来を：変革的・公平・革新的・協調的な2030アジェンダ実現の行動」であった。Waqa事務局長は、「この会議は地域の共通ビジョンを行動につなげる対話の場であり、地域の気候変動対策、平和、安全保障、ジェンダー平等、若者のエンパワーメントなどに取り組む責任を再確認する場である」と述べた。Waqa事務局長は、水資源安全保障を強化する「Pacific Water and Wastewater Conference」や、ICJ（国際司法裁判所）での気候変動と人権に関する歴史的意見書の獲得など、地域の成果を紹介した。また、地域独自の復興資金制度「Pacific Resilience Facility（PRF）」の設立や、銀行取引の課題を解決する「Pacific Payments Mechanism」構築の進展にも言及した。Waqa事務局長は、「我々は2050年の“Blue Pacific”戦略に基づき、地域一体での実施と協調が必要である。リーダーたちの声を地域から世界へ届け続けなければならない」と締めくくった。（Pacific Islands News Association/OCT30, 2025）

https://pina.com.fj/2025/10/30/pacific-must-turn-global-promises-into-local-action-forum-sg-waqa/