フィジーのKamikamica副首相は、汚職関連の罪で出廷を控える中、辞任を表明した。Kamikamica副首相は反汚職独立機関(FICAC:Fiji Independent Commission Against Corruption)から、公務員として虚偽の情報を提供した罪と偽証罪で起訴されていた。Kamikamica副首相は貿易・通信大臣を兼任していたが、Rabuka首相に対して、「起訴された容疑の潔白を証明することに専念したい」と辞意を伝えている。Rabuka首相はこの辞意を受け入れ、「彼の政府と国民への献身は変わらない」と述べた上で、当面はRabuka首相が副首相が管轄していた組織の監督すると発表した。Kamikamica副首相は海外出張中で、10月22日に帰国予定である。訴訟は同じく22日スバ地裁で審理が始まる見通しとなっており、FICACは事件の詳細を公表していないが、FBCの報道によると、FICAC長官であるMalimali氏の任命に関する調査報告書に関連する捜査を受けて起訴されたという。7月にはFICACがKamikamica副首相の携帯電話を押収しており、Kamikamica副首相は裁判で有罪が確定するまでは無罪と推定されている。(Radio New Zealand/OCT22, 2025)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/576599/fijian-deputy-pm-manoa-kamikamica-resigns-amid-corruption-charges
フィジー
【経済・社会動向】
副首相が汚職の疑義で辞職(フィジー)
2025.10.28